ガイアの花

安村友花

自ら染色を施した濃淡のグラデーションで
空や海の変化、地球の雄大さを表現しました。
螺旋状のスカートは宇宙や自然の成長を象徴し、
今日まで回り続ける地球を表します。
裾は大きな花弁を体現し、重なり合うことで、
生命と再生の象徴である一輪の花を咲かせます。
スカートの螺旋とつなげ、
生命の一瞬の美しさとその循環を描きました。

立体折り紙から着想を得て制作。
どの角度からみても
回り続けて見えるよう意識した。

自ら染色をし、
偶発的に生まれるムラに
地球の青さを表現した。

白という純粋な色を
基調としながら、
悪魔や欲望と象徴される
ヤギをモチーフにし、
残酷さと無邪気さという
二面性を表現。
自然との調和を失い、
時に残酷になる一方で、
無邪気で純粋な部分も併せ持つ
人間の複雑さを示す。