Q1.この科の特徴は?
ここでは、4年をかけて洋服づくりのノウハウから生産の流れ、ビジネスまで、ファッションについて幅広くじっくりと学びます。卒業時には、大学卒業に相当する高度専門士の称号が得られるのが特徴です。また、選択授業が充実しており、学年が上がるごとに自由度も高まっていくのが魅力。入学時点では自分の極めたい分野が見つかっていない人でも、幅広い授業でいろいろなことにチャレンジするうちに、自分の好きなこと、将来やりたいことが見つかるはずです。4年間勉強しようという意識の高い人が集まっているだけあって、クラスの雰囲気はとてもポジティブ。自分があまり知らない分野に通じている友達がいることも、大きな刺激になっています。
自分に専門性が身についていると実感したのは就職活動のとき。とある企業の説明会に参加し、工場見学をしながら作業の説明を受けましたが、自分にとっては知っていること、やったことがあることばかりでした。他の人たちが感心している様子を見て、自分にはすでに仕事の現場でも通用する専門的な知識や技術がしっかりと身についていることに気づき、この学科で学んでよかったと改めて思いました。
自分に専門性が身についていると実感したのは就職活動のとき。とある企業の説明会に参加し、工場見学をしながら作業の説明を受けましたが、自分にとっては知っていること、やったことがあることばかりでした。他の人たちが感心している様子を見て、自分にはすでに仕事の現場でも通用する専門的な知識や技術がしっかりと身についていることに気づき、この学科で学んでよかったと改めて思いました。
Q2.文化服装学院を選んだ理由は?
まず何より、文化は日本で一番の服飾専門学校だということ。高校生の頃からアンダーカバーが好きだったので、文化卒のデザイナーの高橋盾さんと同じ道を歩みたいという思いもありました。また、高校卒業後は東京に出たいという気持ちが強かったので、東京の中心である新宿で学べることも大きな理由の一つでした。決定的だったのは、文化祭に来た時に見たファッションショー。その迫力に衝撃を受け、自分もこんなふうに洋服がつくれるようになったら楽しいだろうなと思い、文化に入学することを決めました。ここには多くの学科があるので、それぞれの分野でスペシャリストになることができます。まだやりたいことが明確に見えていない人も、勉強しながら自分の道を見つけることができる。ファッションが好きなら、誰でも温かく迎え入れてくれる学校です。
Q3.好きな授業は?
カットソーの授業です。3年生と4年生で、それぞれ半期のカリキュラムでした。僕はミシンを使って縫うのが好きなのですが、この授業では、実際に仕事の現場でも使う機会が多い工業用ミシンを使うので、将来のための練習にもなると思って頑張りました。もうひとつ好きなのは、パターンメーキングの授業。僕はとにかく作図が好きで、既製服を見ると、つい逆算してパターンを考えてしまうくらい(笑)。どんなパターンからこの服ができたんだろう、と想像するだけで楽しいです。時には「自分でつくれるかも?」と思うことも。3年生ではCAD(コンピュータを使ったパターン作成)を極めたくて、集中的に頑張りました。
Q4.学生生活で一番力を入れたことは?
3年生までは、課題にアイテムや仕様の制限があるのですが、4年生になると一切制限がなくなって、自由につくれるようになります。というのも、4年生では学生一人一人が自分だけのコレクションを仕上げる、“プライベートコレクション”と呼ばれる卒業制作に取り組むからです。4年生の授業は、ほとんどがこのプライベートコレクションの制作に費やされます。制作を進める中で改めて実感したのは、この科で勉強すれば、自分でデザインしたものをコレクションとしてまとめ上げる力が養われるということ。洋服をつくるだけでなく、リサーチをしてデータをまとめ、ポートフォリオをつくるので、総合的なプレゼンテーション能力が身に付きます。プライベートコレクションの作品制作はファッション高度専門士科の学生全員が行ないますが、選抜された数名が、ファッションショーで自分のコレクションを発表することができます。もてる力をすべて注いで頑張った結果、めでたく選抜されたので、今はショーを目指して最後の仕上げを頑張っています。
Q5.1日を円グラフで表すと?
![1日のスケジュール](https://www.bunka-fc.ac.jp/_wp/wp-content/uploads/realvoice2022_B01_matsunaga_graph.jpg)
サッカーが好きなので、月に1回くらいのペースで友達とフットサルを楽しんでいます。それがとてもいい息抜きになっています。進路の方向性を決めたのも、フットサルのウェアを買いに行ったことがきっかけ。もともとスポーツウェアやシューズなどを見るのは好きでしたが、これを仕事にすれば絶対に楽しく働ける!と確信しました。他にも、アニメや漫画、映画も好きで、時々その世界観から作品のヒントをもらうことも。YouTubeもよく見ています。中でもつい見てしまうのが馬の動画。小さい頃に乗馬をしていたこともあって馬には愛着があります。草原を走る馬とか、足に蹄鉄をつけるだけの動画にハマっています(笑)。
※取材内容は2022年3月時点のものです。
※取材内容は2022年3月時点のものです。
▼インタビュー動画もチェック!
![体育館で撮影した、プライベートコレクションと呼ばれる卒業制作。テーマはスポーツ。「どの競技でも勝負できるチームのユニフォーム」をコンセプトに色々なスポーツの要素を取り入れ、1体の中にも複数のスポーツの要素を盛り込みました。スポーツらしさを強調したカラフルなデザインも特徴です。](https://www.bunka-fc.ac.jp/_wp/wp-content/uploads/realvoice2022_B01_matsunaga_aside_01.jpg)
![プライベートコレクションの裏テーマは、昔やっていた乗馬にちなんだ「ダービー」。ユニフォームにつけるアイコンとして、馬モチーフのワッペンをつくりました。](https://www.bunka-fc.ac.jp/_wp/wp-content/uploads/realvoice2022_B01_matsunaga_aside_02.jpg)
![染色の授業では、スクリーンプリントに挑戦。卒業制作のために習得したかった技法です。iPadで描いた馬のイラストをデジタルプリントに起こし、それをスクリーンに転写して版を制作し、実際にプリントするまですべての工程を自分で手がけました。](https://www.bunka-fc.ac.jp/_wp/wp-content/uploads/realvoice2022_B01_matsunaga_aside_03.jpg)
![4年生の先輩の卒業ショー(プライベートコレクション)を手伝ったときの様子。1年生で4年生の卒業ショーの照明係をやった時、「選ばれし者」感に心を掴まれ、自分も絶対に代表に選ばれてショーでコレクションを見せたいと思うようになりました。](https://www.bunka-fc.ac.jp/_wp/wp-content/uploads/realvoice2022_B01_matsunaga_aside_04.jpg)
![スタジオを借りてプロのカメラマンを手配し、初めて本格的に取り組んだ作品撮り。モデルは友人に頼みました。着ている洋服は、3年生の課題でつくったコート。“着ていることがステータスになる”をテーマに、ゴージャスな世界観をつくり上げました。](https://www.bunka-fc.ac.jp/_wp/wp-content/uploads/realvoice2022_B01_matsunaga_aside_05.jpg)
幅広い知識を吸収しつつ
大好きなパターンを極めました。