Q1.この科の特徴は?

靴のデザインから制作まで、靴職人になるための専門に特化した知識と技術を培っていきます。足の解剖学や流通の仕組み、企業コラボなど授業も多彩。しかもファッションをベースにしているので視野が広くなり、テクニックだけでなく感性も磨かれると思います。設備の整った環境のもと、先生との距離が近いのもこの科の魅力。自分もそうですが、経験のない初心者でも自分がつくりたい靴がつくれるようになります。

 

Q2.文化服装学院を選んだ理由は?

バレーボール、スケートボード、サーフィンなどを昔からやっていて、ソール一つで動きが変わる靴に興味を持ち、それに合わせて進学しようと思いました。靴の専門学校があるのに、なぜ文化のシューズデザイン科を選んだのか。もともと服が好きだったからもありますが、ファッション全体を考えながら靴づくりを学ぶことができることに魅力を感じたからです。服をつくる学生もいる環境で、技術と共に感性も磨かれると思いました。

 

Q3.この科に入って成長したことは?

当たり前の話で恥ずかしいですが、靴もやっぱりミシンを使うんだ、くらいのド素人で文化に入りました。クラスメイトは手先が器用な人が多く、ミシンを難なく使っている姿に冷や汗が出ましたね。でも続けていくとどうにかなります。この前、革コンという学外のコンテストで入選を果たし、やれば自分もできる、と実感。ただ靴が好きでファッションが好きなだけ。でもその気持ちが原動力になってここまで成長したんだと思います。

 

Q4.文化の入学を考えている方へのアドバイスは?

授業で障害のある人のファッションショーを知り、それがきっかけで就職先のシューズメーカーに興味を持ちました。障害者やアスリートに向けて機能性を重視した靴をつくるメーカーで、これだ!と思いました。ここで自分も人の役に立つ靴をつくりたい、と。目標が定まるとやりたいことが見つかって自分からどんどん動くようになります。文化はチャンスがいっぱい。逃さないためにも、積極的に自ら行動に起こしてみてください。

 

Q5.一日を円グラフで表すと?

千葉の実家から片道3時間ほどかけて通っています。最初の一年は本当に大変でしたが、それを乗り越えると、無駄なく時間を過ごすようになってきました。学校でしかできないことを優先し、スケジュールを管理することが大切。




取材内容は2019年3月時点のものです