Q1.この科の特徴は?
大学・短大・高等専門学校の卒業者を対象にした1年制の科です。服装科の2年間を1年間にぎゅっと凝縮した感じのカリキュラムになっているのが特徴。授業は猛スピードに進んでいくので大変ですが、少しずつ自分のスキルが上がっていくのがわかり、充実感を得られると思います。クラスメイトは年齢も経歴も国籍もバラバラ。みんな志が高く様々な考えを持っているので、視野が広がり、自分の作品にもよい影響を与えてくれます。
Q2.文化服装学院を選んだ理由は?
ずばり、この服飾研究科に魅力を感じたからです。正直、大学を卒業した自分の年齢がネックでした。10代のクラスメイトとなじめるかどうか不安で…..。でもこの科は20代の人がほとんど。しかも1年制で集中して服づくりを学ぶことができるうえに、卒業後、さらにもう一年進学できる。そういった選択ができるのもいいなと。他校ではあまり見かけない工業用の機械や貴重な本など、設備が充実している点も文化を選んだ決め手の一つに。
Q3.この科に入って成長したことは?
前期で苦労してつくったシャツが、後期の量産シャツの授業では、思ったよりも手際よく、しかも早く完成したんです。縫製も断然きれい。それまではとにかく授業についていくのが必死で何も考えられませんでしたが、その時、初めて自分の成長を感じられてすごくうれしかったです。
Q4.将来の目標は?
キャリアの最終目標は起業することです。そのためには、技術も知識もまだまだ未熟ですし、パターンについてもっと知りたいと思っているので、服飾専攻科技術専攻に進学することにしました。卒業後はアパレル企業に就職し、デザイナーや企画職の仕事に携われたらと思います。
Q5.一日を円グラフで表すと?
大の音楽好き。特に1970年代~’80年代のハードロックやヘヴィメタルに夢中です。課題を取り組む際はレコードをかけて集中力を高めています。アルバイトはできませんでしたが、夏休みに繊維の商社でインターンを経験。得ることが多かったです。
取材内容は2019年3月時点のものです
![タバコのブランド、ラッキーストライクの丸い柄をモチーフにしたワンピース。「切り開いて段々にしたスカートのところがポイントです」](https://www.bunka-fc.ac.jp/_wp/wp-content/uploads/IMG_rs1kq2.jpg)
![課題で制作したレディースのボウタイシャツ。「メンズのシャツと並行してつくったので、時間配分が難しかったのを覚えています」](https://www.bunka-fc.ac.jp/_wp/wp-content/uploads/tanabe_aside_02.jpg)
![デザイン論の授業で手がけた作品。雑誌の切り抜きなどを半分にカットし、もう半分を描いている。「私は大好きなデヴィッド・ボウイにしました」](https://www.bunka-fc.ac.jp/_wp/wp-content/uploads/IMG_20180613_121223_681.jpg)
![時々、大学の時のメンバーとバンドを組んで演奏するそう。担当はベース。「音楽から作品のデザインが浮かぶこともよくあります」](https://www.bunka-fc.ac.jp/_wp/wp-content/uploads/tanabe_aside_04.jpg)
![服装造形の授業にて、卒業制作作品の仮縫いをしているところ。「大好きなハードロックとヘヴィメタルをモチーフにしています」](https://www.bunka-fc.ac.jp/_wp/wp-content/uploads/20181217_162038.jpg)
1年間の短期集中でプロを目指します。